鳥類の遺伝子検査（PCR）　

鳥類の病原性の生物の遺伝子を検出できます。＊結果報告に2週間前後かかります

polymerase chain reaction, PCRは、病原菌の特定のDNA断片だけを選択的に増幅させることができる。極めて微量なDNA溶液で目的を達成できる。ノーベル化学賞受賞

オウム類嘴羽毛病（PBFD）

あらゆるオウム類の鳥に感染し、潜伏期間は18日から最長18ヶ月。急速な体重減少、沈鬱、生長中の羽毛の抜け落ち、奇形羽毛の発生、嘴の過長と変形、やがて死亡。糞便、ソノウ液、羽毛屑あるいはこれらに汚染されたケージ、餌や水を通じて感染する。免疫抑制作用を持っており二次的な全身性ウイルス疾患やバクテリア感染症の原因となる

セキセイインコ雛病（BFD）

異常羽毛の見られる子
ポリオーマウイルス感染症(APV)はセキセイインコのいわゆる“コロ”で、budgeriger fledgeling disease(BFD)とも称される。巣内で孵化後親鳥から感染を受けて死亡するものもあるが、生き残ったものは羽毛の発育障害を引き起こす。そのため飛行できずに走り回ることから“ランナー”と呼ばれる。世界中に広く蔓延し、成鳥ではストレスに曝されない限り、臨床症状を現すことはない。一見健康そうに見えるがウイルスのキャリアー(媒介動物)になる。やがて何も症状を示さずに突然死したり、一日あるいは二日位の短日時だけ種々の症状(沈鬱、食欲廃絶、体重減少、ソノウの食滞、嘔吐、下痢、皮下の出血を呈して死亡する。症状のないこれらの鳥が他の鳥への感染源となる。

鳥クラミジア（オウム病）

新しく迎える子　呼吸器系感染症、脳炎
あらゆる年齢のすべての鳥類に感染する。初期症状は肝臓が冒されるために体重減少が目立つ。食欲廃絶、低体温、運動不活発，緑黄粘液便が見られる。40%以上の鳥は重度の沈鬱状態を示して死亡する。早期診断症例では抗生物質で良い治療効果を得る。
ヒトへは鳥や哺乳類から感染する。感染鳥との濃密な接触や、この病原体を含む塵を吸入して感染する。

鳥マイコプラズマ（MYC）

呼吸器系感染症

鳥ボルナウイルス　（ABD）

腺胃の神経節炎による麻痺により腺胃平滑筋の弛緩が起こり、腺胃が拡張する病気です。オウム類の神経疾患や、それに伴う前胃拡張症候群（ＰＤＤ）の一因といわれています。

クリプトコッカス（CRY）

クリプトコッカス属に属する酵母様真菌の感染を原因とする人獣共通感染症。ヒト、イヌ、ネコ、トリなどに感染する。主にCryptococcus neoformansによる呼吸器症状が認められる。クリプトコッカス属は空気中や土壌、植物などの環境中に広く分布する。免疫抑制状態、通常であればその免疫力によって増殖が抑えられている病原性の低い常在細菌が増殖し、その結果として病気を引き起こすことがある日和見感染症の一つとして知られている。鼻汁の排泄、鼻孔に肉芽腫。病原体が肺から移動し、髄膜炎、脳炎を起こす。クリプトコッカス性髄膜炎の症状は、頭痛、発熱、無気力、昏睡、人格変化、記憶障害。

サルモネラ症（SAL）

サルモネラ感染症の原因菌はサルモネラ（Salmonella enterica ）である。サルモネラはその中が2,000種類以上の血清型に細分されており、ヒトに胃腸炎、つまり食中毒の原因になる。

ニューカッスル病（ND）

鳥インフルエンザ（AI）

ヘルペスウイルス感染症（HER）

アデノウイルス感染症（ADE）

鳥結核症（ATB）

ヘリコバクター感染症（HELI）

カンジダ症（CAN）

アスペルギルス症（ASP）

パチェコ病（PD）

ヘルペスウイルス感染症で、オウム類に広く蔓延している。感染を受けた鳥の多くは行動の不活発、食欲廃絶、膨羽、下痢を起こすが、全く臨床症状を表さないで死ぬものが数％いる。肝臓肥大、脾腫、腎腫大を特徴とする肝細胞の広範囲の壊死で死亡する。感染を受けた鳥は3～７日で糞便中にウイルスを排泄する。南北アメリカ大陸産のオウムは他のものより感受性が高い。

雌雄鑑別（SEX）

700種類以上の鳥について雌雄の判定ができます。以下には最近鑑別の要請のあった主な種類を挙げておきます。

検索用語：オス、メス(おす．めす)の見分け方。性の判定。DNA性別鑑定