油汚染海鳥救護技術講習会(中級)

2000年3月20日に 油汚染海鳥救護技術講習会(中級)がペピイ動物看護学院にておこなわれました。
初級の受講者を対象に中級では更に専門的な内容と最新情報についての講義がありました。


馬場先生によるエリカ号による事故の最新情報の講演

実習では洗浄しにくい箇所を重点的に洗浄しました。

また大阪府大獣医学科獣医病理学教室の小谷教授による病理解剖法を実習しました。

油汚染海鳥救護技術講習会(中級)のお知らせ

開催趣旨 1997年の年頭に起こったナホトカ号による重油汚染災害は莫大な被害を沿岸の各県にもたらした。自然環境の破壊も甚大で、その中でも海鳥の被害はかなりの数に上った。  野生動物救護獣医師協会(WRV)では東京に野生動物救護センターを設立し、必要資材を備蓄しておいて、一旦、事故が発生したなら、直ちに専任の専門獣医師を派遣して初期処置の指導にあたる。その時に一人でも多くのボランティアの方々の協力が得られるよう養成しておくことが現時点での最前の対策と考えている。大阪では既に初級講習会修了者は300名を越えている。この人たちを対象に最新の情報を交えて、救護技術の向上を図りたい。 
名称 油汚染海鳥救護技術講習会(中級)
主催 野生動物救護獣医師協会(WRV)
後援 環境庁 、大阪府緑の環境整備室、大阪府獣医師会 
日時 平成12年3月20日(月・春分の日)    10時から17時まで 
場所 ペピイ動物看護学院(環状線玉造駅北300m)
    Tel 06-6971-1579 
参加資格者 初級講習会修了者 (獣医師・動物看護技師・野鳥の会・一般ボランティア)
講演 1 ナホトカ号以降の油汚染事故、特にエリカ号による 30万羽油汚染事故の最新情報 
     WRV理事・獣医師 馬場國敏   
   2 油汚染海鳥の救護における新しい知見について  
     中津動物病院 獣医師 中津 賞 
実習 1 海鳥の病理解剖法  大阪府大病理学教室・西田獣医スタッフ    
   2 重度油汚染鳥の救護実習  中津動物病院スタッフ 

参加をご希望の方は中津動物病院まで。 20名の参加を予定しています。 
Tel 0722-32-6472  Fax 0722-29-5104


油汚染海鳥救護講習会
2000年1月30日に宮崎大、獣医学科で油汚染救護講習会(初級)が行われました。中津動物病院としては、院長が講師として講義と実習を担当しました。下の新聞の切り抜きは地方欄に掲載されたものです。院長のとなりに写っている女性は、中津動物病院で勤務医をしていた後藤先生です。


1999年7月4日にPEPPYにて一般の方対象に講習会を行いました。近畿地区で油汚染が発生した場合かなりの海鳥が被害を被ると考えられます。ナホトカ号原油流出事故からの教訓として素早く対応できるために、ボランティアの方々に作業の流れとどういった作業を行うかを実際にトリを用いて実習を行いました。実際の方法については油汚染海鳥の救護法についてに詳しくかかれています。 参考にしてください。

講義
合鴨を使っての実習

主催 中津動物病院WRV

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